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有機JAS認定を受けた製粉所
アオヤギ製粉は加工所として有機JASの認定を受けた製粉所です。
製造過程はもちろんのこと、貯蔵中も化学合成されたものは一切使用していません。
また、独自の規定で農薬・化学肥料を使わずに栽培した農産物以外はラインに流さないことにしています。
原料は自分たちで栽培
小麦栽培
土づくり(7月~10月)
雑草緑肥と発酵鶏糞で微生物が活発にはたらく土ができます。良い土はほんのりいい香りがします。
種まき(11月)
一般の栽培よりも小麦同士の間が空くようにまくことで病気や虫に強い元気なからだに育ちます。
まいて10日ほどで芽吹きはじめます。青々とした麦をみると晴れ晴れとした気分になります。
肥料散布(2月~3月)
小麦の品質をあげるために発酵鶏糞を追加の肥料としてまきます。
有機肥料は温度によって効き目が大きく変わるのでタイミングが肝心です。
除草・土寄せ(3月~4月)
暖かくなると草の勢いが強くなってきます。草が小さいうちに機械で麦の間を除草していきます。
除草と同時に土の中に空気を送り込み、根元に土を寄せていきます。根が健康になり頑丈で倒れにくい麦になり、小麦の品質が向上します。
収穫(6月)
黄金色の麦が少し白けてきたら待ちに待った収穫のタイミングです。
石臼低温挽きだから風味が豊か
製造工程
石抜き
まずは原料の小麦の中に混じっている石を除去します。
磨き
次に小麦の表面についている土ボコリなどの汚れを落としていきます。この工程で取りきれていなかった麦わらや殻などもきれいに除去できます。小麦同士をゆっくりこすり合わせることで汚れを落としていくので、時間はかかりますが熱が発生しない風味を保つ製法です。
石臼挽き製粉
できる限り熱をかけないことにこだわった製粉方式です。人肌以下の温度で製粉するので、熱に弱い酵素やビタミン類をそのまま粉に閉じ込めることができます。石臼はオーストリアで職人さんが手作りで仕上げたものです。アルプスから切り出されたとても硬い岩石を使用していて、パン用の硬い小麦もしっかり挽くことができます。また製造機械には珍しくほとんどのパーツが木製で、ぬくもりと職人さんのこだわりを感じます。